Q&A

よくある質問を下記にまとめていますので、お読みください。

安心して受けていただきたいので、心配な事や、気になる事がありましたら、遠慮なくご相談ください。

鍼灸Salon心美では、病気にならない身体づくり、病気を治せる身体づくりを目的をしています。

​長く通ってくださる方が多く、鍼灸を始めてから病気にかからなくなった、かかっても早く良くなるようになった、元気になって前向きになった、若返ったと言われるようになった、という声を沢山いただきます。

​皆さまが健やかで自分らしく生きられるよう、心を込めてサポートさせていただきます。

鍼は痛い? お灸は熱い?

痛くないように丁寧に優しく鍼を打っていきます。気持ちが良くて眠ってしまう方がほとんどです。

こっているところは筋肉が硬くなっていて痛みを感じやすくなっていますので、痛みを感じる事もありますが、様子を見ながら打っていきます。

​​1人1人に合わせた施術を行いますので、刺激が苦手な方も安心して受けていただけます。

お灸には色んな種類があります。どれも熱い、火傷するようなことが無いように細心の注意を払って、熱さを伺いながら行います。

温かくて気持ちがいいお灸です。

鍼灸は、副交感神経を優位にするので、本来は気持ちがいいものなんです。

鍼って太いの?

いいえ、髪の毛くらいの細さのものを使っていきます。刺さない鍼(鍉鍼:ていしん)を使う場合もあります。しかし、場合によっては太い鍼を使用することもございます。

安全面は大丈夫?

はい。はり師、きゅう師は国家資格です。身体や病気に関する事、西洋医学、東洋医学、鍼灸学などを3年以上かけてしっかりと学び、国家試験に合格した者が安全に施術を行います。

衛生面は大丈夫?

はい。鍼は使い捨てのものを使用しています。感染の心配はございません。

どんなことに効くの? どんなことをするの?

実は多くのことに対応できるのが鍼灸の良いところなんです。

鍼灸は、東洋医学がベースになっており、その人が今どんな状態でどんな症状がでているのかをみて、バランスを整えていきます。

1人1人と向き合い、心・体・環境・自然などから受ける影響も考えながら、その人全体の調子を整えていくものです。

根治と標治という考え方があります。

根治=根本から治すこと

標治=今でている症状を治すこと

植物に例えると、枯れてきた花の部分をお手入れしていくのが標治、原因である根っこを元気にしていくのが根治です。

枯れてきた花をいくら大事にしていても根っこが腐っていては根本的解決にはなりません。

かといって、今出ている症状は辛いものです。

鍼灸では、根本原因である根っこの部分を整え、それによって起こる辛い症状、お花の部分も両方同時に整えていきます。

​鍼灸では、四診合参(ししんがっさん)といって、望・聞・問・切(ぼうぶんもんせつ)の四つを総合的にみていくということをします。

簡単に言うと、見て、聞いて(嗅いで)、問いかけて、触って状態を確認します。

鍼灸Salon心美では、お話をしっかりと伺います。そして、身体の状態を知るために触れて体の声を聞きます。(脈診、腹診、舌診を行います)

そして反応をながら鍼や灸などをしていきます。不快に感じる場合はお伝えください。

1人1人に合わせて鍼の刺激量やツボを選びます。場合によっては刺さない鍼を使うこともございます。ご希望を伺いながら行いますので、ご安心ください。

鍼灸をするとどんな効果があるの?

鍼灸の効果の研究は、各地にある研究所、医療機関、大学などで意欲的に進められています。

・鎮痛作用、抗炎症作用、抗うつ効果

鍼灸刺激が中枢神経系へ伝わり、自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用

   ↓

●筋緊張の緩和

●血液及びリンパ液循環の改善

●生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)

鎮痛効果の解明には以下のような説があります。

  1. ゲートコントロール:鍼刺激が脊髄において痛みを抑制

  2. エンドルフィン:鍼刺激がモルヒネ様鎮痛物質の遊離を促し痛みを抑制

  3. 末梢神経の遮断効果:鍼刺激が末梢神経の痛みのインパルスを遮断

  4. 経穴(ツボ)の鍼刺激による痛覚閾値の上昇による鎮痛効果

  5. 血液循環の改善:筋肉の緊張をゆるめ血行状態を良くする

・セロトニン、ドーパミンの増加

鍼灸刺激により、脳や脊髄でのセロトニン量の増加が報告されています。

セロトニンは、自律神経の働きを整えたり、痛みの抑制、姿勢を保ったり、睡眠に関係しています。

ドーパミンは、運動の調節や、感情、記憶、思考、理性、意識、理解、意欲、快楽など心の機能に関係しています。

・DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)に作用

DMNとは、内側前頭前野、後帯状皮質、楔前部、下頭頂小葉などから成る脳回路で、思考や関心や注意など意識的な活動をしていない時に働く、ぼんやりした状態の脳が行なっている神経活動のことです。

DMNは、脳の総エネルギーの60~80%を占めます。DMNを働かせすぎると、脳のエネルギーが底を尽き、疲れを感じやすくなってしまうと言われています。

​鍼刺激により、DMNの活動低下が報告されています。

効果については、個人差があり、病気の性質や原因、発症時期によっても異なってきます。効果を得られるまでに時間を要する事もあります。

メンタルにもいいの?

はい。東洋医学には、心と体は一体である、心身一如の考え方があり、心の問題と身体の問題を切り離して考えることはできません。お話を聞きながら、心と身体に優しい鍼灸をしていきます。

ベースのバランスを整えることで、病気にならない体づくりを目指していきます。

特に鍼灸は自律神経を整えるのが得意です。

鍼刺激が、中枢神経系へ伝わり、鎮痛効果や抗うつ効果などが期待できます。

心が辛い時、自律神経症状など体に症状がでてくることがあります。​また、体の痛みなど炎症が続くと、うつ症状などの心の症状がでてくることがあります。

鍼灸で期待できる鎮痛効果や抗炎症作用により、体を楽にすることで、心を元気にしていきます。

また、セロトニンやドーパミンの増加やDNMの活動低下などにより、心を元気にしていきます。

また、表情筋への鍼刺激により、顔のこわばりが取れ、穏やかな表情になります。

例えば、怒っている時の表情、眉間にしわを寄せた顔をしていると、ネガティブな感情に敏感になるという報告があります。ポジティブな表情で心を元気にしていきましょう。

美容にもいいの?

はい。血液やリンパの流れが良くなることで、むくみ、くすみ、肌質などの改善や頭皮ケアなどが期待できます。

鍼刺激によって、コラーゲン、エラスチンなどの産生を促し、肌にハリ、ツヤがでることで、しわやたるみの改善、ターンオーバーの正常化などエイジングケアが期待できます。

噛みしめ等で硬くなった筋肉を緩めて、使われていない表情筋を刺激し、表情筋のバランスをとることで、表情を豊かにしたり、リフトアップが期待できます。

身体の内側から綺麗になっていくので、活き活きと若々しく瞳がキラキラして、本来の美しさがでてきます。

どんな症状にいいの?

NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として、鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療としての効果について有効であると発表しました。
鍼灸療法で有効性がある病気には、次のものがあります。

【神経系疾患】

神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

【運動器系疾患】

関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

【循環器系疾患】

心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

【呼吸器系疾患】

気管支炎・喘息・風邪および予防

【消化器系疾患】

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

【代謝内分秘系疾患】

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

【生殖、泌尿器系疾患】

膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

【婦人科系疾患】

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

【耳鼻咽喉科系疾患】

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

【眼科系疾患】

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

【小児科疾患】

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

鍼灸治療後について

入浴は差し支えありませんが、血行が良くなりのぼせやすくなることがありますので、短めにしてください。

​過度な運動やアルコール摂取はお控えください。

一般的に鍼灸治療には副作用はないとされています。

鍼灸治療によって出血や、内出血が起こる場合があります。内出血は1~2週間程度で治り、身体への悪影響はありません。

また、まれに、だるさ、眠気、発熱、などといった症状が出現することがありますが、治癒の過程で出現する一時的なものと考えられます。体が治ろうと働いている証拠でもありますので、ゆっくりとお過ごしください。心配な方はご相談ください。